ラストワンマイル ― 災害関連死ゼロへの挑戦 ―
このたび、一般社団法人 社会課題解決支援協会を幹事者、有限会社NETSManagementを共同申請者として応募した「令和8年度実施(令和7年度補正予算)半島防災等促進モデル事業」が採択されました。
今回の実証テーマは、
紀伊半島の孤立集落における『平時登録情報×地域の支え合い』による
発災直後72時間の初動支援モデル実証
です。
「ラストワンマイル」をどうつなぐか
今回の実証で目指すのは、避難をスムーズにすることだけではありません。
災害発生直後、「誰が・どこにいて・何を必要としているのか」を把握し、その情報を「支援できる人・届けられる物資」につなげ、必要な支援を必要な人へ届けることを目指します。
特に孤立が想定される地域では、停電や通信途絶などが重なり、自治体による本格的な支援が届くまでの間に「支援の空白」が生まれる可能性があります。
そこで今回の実証では、災害が起きてから一から情報を集めるのではなく、平時から登録されている住民・支援情報に、発災時の「変化」を加えることで、地域で必要とされている支援や、支援できる人・資源を早期に把握する仕組みを検証します。
人と人、人と物、そして地域と行政をつなぎ、災害時の「ラストワンマイル」をどう埋めることができるのか。
「ラストワンマイル ― 災害関連死ゼロへの挑戦 ―」を掲げ、実際の地域で機能する初動支援モデルの構築を目指します。
「助ける側」と「助けられる側」を固定しない
今回の実証では、「助ける側」と「助けられる側」をあらかじめ固定しないことも大切にしています。
高齢者や障害のある方など、普段は支援を受ける可能性のある方も、その時の状況やできることによっては、誰かを支える側になることができます。
その人ができること。
地域でできること。
行政につなぐべきこと。
それぞれを整理しながら、地域にある人・物・情報をつなぎ、自治体が本格的に動き出すまでの初動を地域で補完できるかを検証していきます。
情報だけでなく「電源・通信」もつなぐ
実証では、「mite」「ミシカル~助け愛~」を活用し、平時の情報と発災時の状況、
必要な支援と支援できる人をつなぐ仕組みを検証します。
一方で、災害時には停電や通信途絶によって、その情報自体を確認・共有できなくなる可能性があります。
そのため、情報・人・物のマッチングだけでなく、それらを機能させ続けるための電源・通信環境の補完についても検証します。
一般社団法人 社会課題解決支援協会が、人・情報・支援のつながりを中心に実証全体を進め、NETSManagementは、これまで培ってきた電気・通信分野の技術を生かし、電源・通信・現地実装を担います。
また、尼崎バリアフリー部をはじめ、障害当事者・要配慮者の視点からも、登録する情報や支援までの導線、実際の使いやすさなどを確認していきます。
さらに、消防、防災、福祉、薬・服薬、教育・研究など、各分野の団体・関係者とも連携しながら、実際の地域で機能する仕組みづくりを進めていきます。
知っているを、使えるに。つながりを、備えに。
災害時のためだけに、新しい仕組みを用意するのではなく、平時から地域のことを知り、人と人がつながり、必要な情報や仕組みを使える状態にしておく。
そして発災時には、「誰が・どこで・何を必要としているのか」を把握し、人・物・情報をつないで、必要な支援を必要な場所へ届ける。
知っているを、使えるに。
つながりを、備えに。
NETSManagementは、電源・通信・現地実装の面から災害時の「ラストワンマイル」を支え、地域や各分野の皆さまとともに、災害関連死ゼロへの挑戦に取り組んでまいります。

